豪国債について

立花証券創業者の故石井久先生が好きだった。

 ・株で一発当てた人間は落ちるのも早い

 ・一夜成金の一夜乞食

 ・株の成功に「おごりは禁物」「大衆に逆らえ」

 

 石井先生は生前、日本はかつての勢いはない、そのうち日本円には誰も見向きもしなくなる、資源を持っている国は強いので私は豪国債を買っていますとおっしゃられていた。私はすぐ真似をして2014年から2015年にかけ豪国債を500万程度購入した。だが、当時の為替は豪ドルが強く、その後円高に進んだため最近まで含み損が50万以上になってしまった。長く私の頭を悩ますことになった。

 先人の知恵のおこぼれをいただくのはいいのだが、失敗の一つは時期を分散すべきだったこと。為替は読み切れないものだが結果的にはよくないタイミングで国債を買っていた。100万程を1年に一度、5年かけて購入すればよかったと思う。もっといえば10年かけて購入するくらいでもよかったかもしれない。

 各国が金融緩和終了に向かう中で日本はゼロ金利政策を継続するため、円安が進んでいる。おそらく購入時の豪ドル94~95円よりも円安が進み、近い内に含み益が生じるだろうと思う。

日本の今後に期待ができ、また円高になると確信が持てるなら円に買い戻してもいいのだが、私が豪国債購入当時と違い、今の日本は、貿易の経常収支、お金の供給量、財政状態、全てよくない。

 不動産投資家のウラケンさんがいうとおり、インフレが始まってからインフレ対策をするのは遅い。今後の日本に期待ができるなら今のうちに円に買い戻すのが正しい判断なのでしょうが、そんな材料は少ないですね。

 購入タイミングは失敗したが、今後も豪ドルは持ち続けようと思います。石井先生の予言が現実味を帯びてきた。



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